水分は摂れば摂るほど良いわけではない。

 

水中毒とは?水は飲み過ぎてもダメ?

 

近年では、美容のために多量の水を一日に飲む女性は多くいらっしゃいます。実は、このように水を飲みすぎる行為は水中毒という症状になる恐れが有ります。

 

この水中毒とは、一度に大量の水分を摂り過ぎてしまうことで引き起こされる中毒症のことを指します。そもそも人間は体外から水を摂取すると、その水は腎臓に運ばれます。そして、体外にスムーズに排出されていきます。この腎臓の水を処理するスピードは、一般的に一分間に16ミリリットルといわれています。水中毒になってしまう場合、これを越えるスピードで飲んでしまうことになります。

 

その結果、体内の水分が過剰状態となってしまいます。体内のナトリウムの量は変わらないのに、大量の水があることで血液中の塩分濃度が急激に下がることになります。血中ナトリウムイオン濃度が低下すると、血液と細胞の間に浸透圧の差ができて細胞側に水分が溜まっていきます。その結果、低ナトリウム血症をきたして色々な症状が引き起こされます。

 

具体的な症状は、まず脳の細胞内の水分量が増えると脳症が起こります。その結果、疲労感やだるさ、頭痛や嘔吐などのアルコール依存症に酷似した症状が現れます。さらに症状が悪化すると、意識レベルの低下、けいれん、呼吸困難がもたらされます。そして、死亡するケースも有ります。その他にも、性格が変動したり、神経が過敏になったり、注意力が散漫になったりもします。

 

また、体の細胞内に水分量が増えると、体を指で強く押した場合、皮膚がへこみます。そして、そのへこみはすぐに戻らなくなります。ですから、とても怖い症状といえます。

 

水中毒の予防方法としては、なるべく喉が渇いたときだけ水を飲む事が大事です。そのときは、大量の水を一気に飲み干すのではなく、常温の水を少量ずつ飲むように気をつける必要が有ります。また、運動などをして大量に汗をかいた後には、塩や梅干しなどの塩分を多く含む食品を意識的に摂取したほうが良いです。